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★身近な水環境に目を向けてみよう−2006年北京水質調査
第二回全世界水質調査活動
2006年「世界環境デー」(6月5日)に中国北京で、日本の環境・国際研究会の協力のもと、緑之行
(中国緑色教育行動グループ)が「身近な水環境に目を向けてみよう」の趣旨で第二回全世界
水質調査活動を展開した。西城区青少年科学技術館、北京八中学校、永安里小学校、府学胡
同小学校、北京十中学校、北京12中学校、北京161中学校及び北京連合大学応用文理学院、
北京林業大学ボランティア団体緑手指、自然の友など多数の団体が参加。小中学生、大学
生、北京市民、保護者、環境保護ボランティアなど合わせて100人を超える参加者があった。
緑之行のボランティアには、前もって責任者から北京の水資源状況や河川や湖の紹介、水源
の野外観察、採水の方法、測定時の注意事項などについて十分な研修が行われた。当日は緑
之行のボランティアの引率のもと、大きい測定班8つと30余の小さな測定班に
分かれ、それぞれ密雲ダム、昆玉河、頤和園、南護城河、土貝河、後海、通恵河など(主に
北京の水源ルート)十数か所の水質の監視測定を行った。参加ボランティアは河川の位置、
川岸沿いの施設、周辺の環境、水生動植物などを詳しく観察し、調査地点の地図作成、
監視測定地点の表示を行った。このような調査をしながら、さらに周辺住民に対して北京
の水資源保護への参加を呼びかける宣伝活動を行った。
通恵河と密雲ダムの2箇所で初めての24時間の昼夜連続監視測定を行い、苦労しながらも
時間変化による生のデータを得ることができた。ここでもボランティアは、周囲の市民に、
できるだけ精確な首都北京の水質状況を知るため身近な水に関心を持つように、と呼びか
けた。特に参加した先生方は、学生の測定結果をもとに身近な水質の状況を分析してみせる
など機会を捉えて、その場で環境教育を行ったので、学生たちにとっても有意義な活動と
なった。
緑之行は水質測定の活動結果をより多くの市民に知ってもらうために宣伝用ハンドブック
作成し、また今後も首都北京の水環境に関心を持ってもらえるように継続して活動しよう
としている。
・・・北京の水資源保護へ向けて、さらに多くの人々の参加を求めて・・・
@通恵河 A永安里班のメンバー
B通恵河の岸辺 C子供たちが測定している様子
D京密引水渠の北石槽岸辺 E表に記入している様子
F標準色表と比較している様子
CODデータ:5〜100mg/l(パックテストによる)
以 上
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